空き教室に着くと、中から波乃が泣いてる声が聞こえる。



…俺が泣かせちまったんだよな。


そう思うと、自ら守ってやろうと思えなかったことにすごく罪悪感を感じる。



緊張しながらもガラッとドアをあけた。