クールな(?)王子と普通女子。






波乃に元気がねぇことぐらい、見たらわかる。



「…でも、俺もう多分波乃に嫌われたし。」


「結局、ビビってるだけだよな、お前。」


浩介が静かにそう言った。

さらに続ける。


「だってお前、自分で平野を守ろうとしねぇじゃん。結局自分で守れる自信がないからだろ!?」