こうして、私の誤解はとけて、やがて新学期がやって来た。





「七奈美~…クラス離れた~!」


穂波が抱きついてくる。

「穂波、なん組?」




「…D組。」


あ、私はB組だ。






確かに離れたね。


「あーん!もう!三年なのに~!最後なのに~!!」


穂波が叫んでる。








「しかも!B組とD組、校舎違う!」




確かに校舎違うよね、うちの学校は三年がA、B、C組とD、E組は違う校舎なの。