「はぁああ…。」


今日、もう何回目かわかんないため息。




だって、学年の王子様に二重人格を知ら
れたんだよ?

最悪だぁ…



「うぅ…。どうしよう?穂波~…(泣)」

「大丈夫だよ!きっと…。」


穂波は自分が私の二重人格をバラしたこ
とを後悔してるみたい。



「ごめんね、七奈美。あの場では言った
方がいいかと思って…。」


「ううん。ありがとう。」

だって、あのまま王子が知らずにいたら




…私、確実変な子だし?