「おい、おまえ謝れ。」

え?



違う男の子の声がした。



私にいってるのかと思ったら、ぶつかっ
た男の子に言ってた。

「な…。!?萩沢!?」

「萩沢くん!?」



…萩沢?

うつむいていた顔を上げると…




そこにはなんと、学年1の美少年萩沢拓
磨(はぎさわ たくま)くんがいた。


「今の、どう見てもおまえが悪い。こ
の娘に謝れ。」



拓磨くんは男の子を睨んだ。

「けっ…。ごめんよっ!」



男の子は私を睨み付けると、去ってい
った。