それからは私の悲惨な毎日がスタートした。
水をぶっかけられて風邪を引くなんて日常茶飯事。
一番ひどかったのは…六年生の修学旅行。穂波はずっと私と一緒にいてくれた。
いじめからも守ってくれた…けど
修学旅行の日、穂波は風邪で休みだった。
二日間私はずっと一人だった。
三日目、私はとうとう倒れた。
殴る、蹴るなどの暴行。そして、毎晩夜には部屋に虫がいた。
同じ部屋の子は違う部屋にいった。
三日目の朝、いきなり口のなかに虫を入れられた。多分、バッタみたいなやつ。
思わず吐いた。そしたら…殴る、蹴るが始まった。
…そして私の意識は遠退いた。

