「おい、竹之内。この前のテスト、頑張
ったな。学年一位を大分キープしてるし
な。」

「いえ…。」




声をかけて来たのは担任の永原先生。
ちなみに数学担当。



この前の実力試験学年一位取れたんだ。
勉強は結構好きだし。


「七奈美、すごいよ!最初のテストから
ずっと一位だもん♪」

「そんなことないって!穂波も十位以内
キープしてるでしょ?」



「そーだけど…。」


二人で教室に向かう。その時…


ーードンッ…
「キャッ…!」

男の子にぶつかった。


「ごめんなさ…」
「しっかり前向けよ!ブス!!」

!?


いきなりそんなこと…
言われなれてるけど、はっきり言い過ぎ
じゃない?


思わずうつむいた。



「ちょっと!今、どう見てもあんたから
ぶつかったでしょ!!」

穂波が真っ赤になって怒ってくれる。





「穂波…いいって。私が悪いの…。」

「七奈美!?今のは絶対七奈美は悪くない
!!」




その時