~拓磨side~

「…ふぅ。」

ゆっくりと七奈美のサラサラの髪をなでる。

頬に涙のあとを残したまま、安心しきって寝ちまった。

頬に残った涙を人差し指で拭き取り、ふっと笑った。






「…た、くま…くん…。」


ん?…寝言か。


てか、寝言で俺の名前呼ぶとか嬉しいんだけど。