~拓磨side~



「あら?あなた誰?」

おわっ!いきなり来た。


裏の彼女が!!(笑)

「キミ、俺のことしらないって、ある意味すごいよ?」




あ、これナルシストって訳じゃなくて…

俺、‘’王子様‘’って呼ばれるの嫌いだし?



だからそういうことではなくて、俺、生徒会長だから。


「?当たり前じゃん?あたしはこの子の裏の顔なんだし。この子の目が覚めてるときは、私は大抵寝てるしね♪」


はぁ?寝てる?



「…ってことは、起きてればもう一人の自分が何してるか分かるってことか?」

「まあ、そーいうこと?かな☆」



へぇ…。ってことは今の行動もすべてほんとの彼女に見えてるって訳か。






「ところで、あなた誰なの?」


「俺は萩沢拓磨。生徒会長だから。」





「へぇ♪あたしは竹之内七奈美。よろしくね♪」

‘’竹之内…七奈美…?‘’



ニコッと彼女が笑う。





ードキッ…

…タイプかも?いや、マジで。
二重人格とか関係なく。