彼女は二重人格


「えっと…。」

私は完全にパニクっていた。



「私、なんで家にいるの?ってか、拓磨くんがどうしてここに?」

「だぁら、お前が安心しきって寝ちまったから俺がタクシーでここまで送ったの。」







正直、あのあと気を失ってからなんも覚えてない。

安心したってことだけは分かってるけど…。








「あと、これ。」


拓磨くんがベッドに腰かけてた私のとなりに座り、メモを渡してきた。