…なにいってんだ、七奈美は? 「生きてる意味?」 こくん、と頷く七奈美。 「…拓磨くんだって…私なんか要らないって…思ってるでしょ?汚いこなんか…。」 …汚い子? 「お母さんもお父さんも…みんな、私なんか…。」 こいつ… 「だから、拓磨くんだって…保健室で、私を拒否した。」 耐えられなくなった俺は七奈美を抱き寄せた。