あーあ、今、チャンスだったのにな。
私ってば、何控えめになっちゃってんだろ…
そう思っていると、
後ろから声が聞こえる。
「ちょっとあんた、何なの?」
先輩が居ること、忘れてた。
「あの人とどういう関係なのよ?説明しなさい」
先輩たちは怖い目をして私を見る。
どういうこと?
「え、ただ教室を教えただけです…」
「そう。あんまり浮かれないほうがいいかもねぇ」
そういうと、先輩たちはどこかへ行ってしまった。
あれは、学校でも噂されている
学校一の美女グループだってことに気が付く。
でも、その裏は計り知れない…――――――――
