「ごめん。 やっぱりせいかとは付き合えない。 好きって言ってくれてありがとう。 嬉しかった。」 ーなにこれ? うそだよね? 冗談って言ってよ。 嘘だよって言ってよ。 もう、千嶋と両想いじゃないの? 私は好きだよ。 今でも変わってないよ。 なかなか気持ちの整理がつかなくて、泣くわけでも、悲しむわけでもなく、せいかはただメールを見つめていた。