雅人は少し視線をずらして呟いた。



「一緒にいたいから…」



キャーッて声が聞こえた。

あたしも一緒に叫びたいくらい。


「…いいよ」


こっちが照れるようなこと言わないでよねー。

「一緒に帰る?」

雅人が、そんなこと言うようになるなんて!


信じれない。

だけどあたしは嬉しくて素直に頷くことしかできない。


「うん!」