「うぜぇんだよ、お前!」 「っ!」 髪をつかまれ、無理矢理顔を持ち上げられた。 犯人はこないだの上級生達。 「いつまで加賀見くんの彼女きどるつもり?」 彼女きどりなんかじゃないし! って言い返せたらいいんだけど言い返せない。 「なに、その目?」 どうやら反抗心が目に出てたらしい。 あたしはギリッと歯を食い縛る。