あたしといたら
あなたは幸せになれない。

あたしは生まれた時から
人を不幸にしてしまう子
だから。

気付いたときにはあたしの
目から大粒の涙が溢れ
出していた。

あぁ。
もう、このまま消えて
しまいたい。
あたしなんかいなくても
誰も困らない。

だったら、消えてしまいたい。

今日は家に帰れないし
どうしようか。

もう、公園でいっか。

あたしは近くの公園へ
向かった。

ブランコを見ると
一つの人影があった。


あたしが近づくと
その影はあたしに気づいたか
のように振り返った。