そのあとすぐにチャイムがなり
HRが終わったあとすぐに
優翔がふて腐れながら
あたしと北川くんのところに来た。
ちなみにあたしの席の前が
北川くんの席。
「なんでさっき、俺のこと
おいてったんだよ。」
「優翔が女の子に囲まれて
幸せそうだったからー」
「はぁー?どこが幸せそう
だったんだよ?」
とあたしと優翔が言い合い
していると
「まあまあまあまあ、お二人さん
仲良く行こうぜー。」
と大袈裟に北川くんがあたしと優翔の
肩を組み止めに入る。
「別にケンカしてないし。」
あたしがそう冷たく言っても
北川くんは何事もなかったように
話を続ける。
「まあ、ケンカするほど
仲がいいって言うもんな。」
なんてケラケラ笑っている。
何がそんなに面白いのか
わからないけど。