次の日、朝起きても
母親の姿はなかった。

昨日からずっと帰ってきて
ないのかな。

そんなことを考えながら
学校へ行く準備を進める。

準備がすべて終わり、
ガチャっと玄関をあける。

そこには
「優翔?」

壁に寄りかかった
優翔の姿があった。

「どうしたの?」

「いや、一緒に学校行こうぜ!」

「うん。」
あたしは笑顔でうなずいた。