真剣に聞いてくれている
優翔の顔を見て一度深呼吸をした。
そしてまた
呟くように話し出した。
「でもね、その浮気相手との
子ができちゃって、気づいた時には
もうおろすことができなくて
産むしかなかったの。それがあたし。
その事が旦那さんにバレて
母親は旦那さんに離婚されたの。
だから、あたしの母親はあたしの事が
嫌いなの。」
「そんなの、美結は悪くねぇじゃん。」
あたしの話を聞き終えた
優翔が辛そうに顔を歪めて
呟いた。
「あたしが母親に愛されてない
事なんて、小さい頃から
わかってたつもりだった。でもね、
また今日言われたんだ。
あんたなんていなきゃよかったのよ!
って。改めて言われちゃうと
さすがに辛いよね。」
あたしは泣き顔がこれ以上
優翔に見られないように
うつむいた。

