あ、つい口にしてしまった。

恐る恐る優翔を見ると
優翔はニカッっと笑って

「美結、そんなこと気にしてんのか!
大丈夫だよ。明日からはちゃんと
来るから。」


「‥ほんと、自由すぎるやつ。」

「ん?なんか言ったかぁ?」

そう言っている優翔は
すでに屋上の出口にいる。

「ちょっ、あんた行くの早すぎ!」

「美結が遅いんだろ。」

へへっと優翔は笑ってみせた。

結局あたしはいつも
優翔に流されちゃうんだよね。