うーん
と思いきり伸びをする。

それより今日の夜は
どうしようか。

また、公園かな。
お金もないし。

なんで、あたしは
あんな母親のところへ
生まれてきてしまったんだろう。

あたしなんて
必要ない子なんだから
こんな世界になんか
生まれてこなくても
よかったのに。

あたしの頬に
一筋の涙がこぼれる。

「あんた、ここでなんで
泣いてんの?」