「神崎!どこ行ってたの!?めちゃくちゃ心配したんだけど!」
嘘つけ。私の存在忘れて逆ナンしてたのはどこのどいつだ。
「まじ!?ごめんね!」
一応誤っておく。社交辞令?ってやつでね。
あ、てかあのイケメンさんに気づかれる前に神社でないと・・。

「飯田!今すぐここを出るよ!」
「え?なんかわかんないけど、了解!」
びしっと敬礼を決める飯田の腕を引いて、なんとか脱出成功!

てかさ、なんかお正月早々こんなに疲れるって、よっぽどだよね・・。

走りながらため息つくなんて、初めてだ。