クヴェンが全員の
前を歩いてくれて無事
理事長室の前についた。

「なんとか着いたね
 さすがクヴェン!」

クヴェンの背中を
押してみたり((∀`*ゞ)テヘッ

「お嬢様 テヘッ 
  では、済まされません。」

「ごめんッッ。
 強く叩きすぎた?」

クヴェンの顔が変わって
いたので急所にでも
あたったのかな?なんて…

「いいえ、
 お時間があと1分です。
 ご主人様がお待ちです。
 お入りください。」

クヴェンが扉を
開けてくれたので
部屋に飛びこんだ。

「お父さま!!」

後ろを向いていた
お父さんが笑顔で振り返った。

「よかった。
 無事に着いたのだな。」

座りなさいと声を掛けてくれたので
全員が一斉に座った。

「はい。
 クヴェンが迎えに来てくださいました。」

「・・・。
 お父さま!?」

クロくんが
立ち上がって指を指してくる。

「うん。
 お父さま。」

「あれ?
 言ってなかったっけ?
 愛華さんは有名な紅蓮カンパニーの
 一人娘なんだよ。」

「聞いてない聞いてない!!」

クロくんがすっごく焦っているね。

「焦っているね。じゃないよ!
 やべぇ!コレ近くに親父いた

「実際いるがな。」

後ろの大きな扉が開いて
ダンディーな方が入って来ました。