「…。私が早く戻っていれば…申し訳…ありませんでした。」

「詩菜。謝るな…。そなたは悪くない。これは…運命なのだろう。」

気づけばもう夜になっていた。

すだれから射してくる月の光に見とれ縁側に
出た。