「私は赤色を危険示唆色とは思わなかった。運命の赤い糸みたいに思えたから。私の愛を信じてくれた、みよたんの目の前で大切な色は切れなかっただけ」
なるほどな…。
俺達は高まる気持ちを抑え、軽く口づけを交わした。とりあえず公務員だからな、現場でふしだらな行為は危うい。この後マスコミの取材にも対応しなくてはいけないだろうし。
「あっ!みよたん、10月の誕生石はオパールかトルマリンだよ。ダイヤは4月だし」
「そうなの!困ったな…」
「困らないよ。ナイス間違いだと思うし」
来月の誕生日は素晴らしい日にしてあげたい、そんなことを思う俺だった。
【余談♪我輩キャリーボムボム】
廃墟ホテルのホール奥、依頼人の彼はソファーに座り激しく貧乏揺すりをしていた。怒り心頭に発している様子だ。我輩の爆弾が不発だったのだからそれは当然。
「キャリー!ドウシタ事アルカ!ナゼ爆発シナカッタアル!日本政府ヲ混乱ニ陥レロト依頼シタハズネ!」
「爆弾は完璧だった。しかし、悔しいかな、我輩の仕掛けより愛が優れていたのだろう」
なるほどな…。
俺達は高まる気持ちを抑え、軽く口づけを交わした。とりあえず公務員だからな、現場でふしだらな行為は危うい。この後マスコミの取材にも対応しなくてはいけないだろうし。
「あっ!みよたん、10月の誕生石はオパールかトルマリンだよ。ダイヤは4月だし」
「そうなの!困ったな…」
「困らないよ。ナイス間違いだと思うし」
来月の誕生日は素晴らしい日にしてあげたい、そんなことを思う俺だった。
【余談♪我輩キャリーボムボム】
廃墟ホテルのホール奥、依頼人の彼はソファーに座り激しく貧乏揺すりをしていた。怒り心頭に発している様子だ。我輩の爆弾が不発だったのだからそれは当然。
「キャリー!ドウシタ事アルカ!ナゼ爆発シナカッタアル!日本政府ヲ混乱ニ陥レロト依頼シタハズネ!」
「爆弾は完璧だった。しかし、悔しいかな、我輩の仕掛けより愛が優れていたのだろう」


