私、星宮亜美の恋が始まったのは



小学5年生のときだった。





「…き!」

「へ?」

「好き…亜美がっ。」





小さな、小さな恋だった。




「私もっ!龍くんのこと好き!」




長谷部龍騎。

1つ上の、幼馴染だった。




そこそこ顔もよくて
スポーツができて
優しくて



そんな君が
初めての恋の相手だった。





小さな、小さな恋だったけど



この恋がきっと、私の運命を変えたんだ。