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はぁ…

もぅ、戻れないのかな…


『玲奈ちゃんっ』

「…先輩…」

『あの、なんかごめんね』

「いえ、別に」


優雅あ…

会いたいよ。

あれから電話もめーるも
全然してないし

もう一度話がしたいよ。

好きだよ。


ピッピッピッ

かけてみよう


プルプルプル…プルプル

…ガチャッ


『…しもし』

「もしもし、優雅!?もう一度会えないかな?ちゃんと会って話がしたいの…」


『玲奈は…』

「えっ?」


『玲奈は、先輩の事が好きなのか?』

違う。違うよ優雅。
誤解だよ、私が好きなのは
優雅だから。

あれからずっと
優雅だけが好きだから。


「違うよ。私は、私は…」


『あの日俺はお前が好きだから。お前が先輩がいいなら、お前の為なら…そう思って別れを切り出した。』

「違う。違うの。私は優雅が好きだから。だからもう一度…付き合えませんか!?」


『勘違いだったんだな…俺は今でも玲奈のこと、好きだよ。』

「私も、私も好きだから。」


『もう一度、付き合おう』

「うんっ」


優雅…
私は今でもあなたが大好きだよ。

これから先何があっても

ずーっとずっと

あなただけが



『好きだから。』