「というワケなの…」



さっき屋上で起こったことを

明菜にすべて話した。



「そっか、実は私も聞いたことあるんだけど希恋って凄い嫉妬深い子なんだって。」

「そうなんだ…」

「でもそこまでする必要はないと思うし、親友だから私は麻衣を応援するからね」

「うん、ありがと…」

「もぅ泣かないでよ!」

「うんッ…」



そうだよね、私には

大河や明菜のような

味方がいるんだって!

何も怖がることはない

正々堂々、戦おう。



この瞬間、私は

そう心に誓ったのである。