「咲〜。帰ろうぜ〜。」


「うん!ちょっと待って〜。」


実はわたしたちは、一緒に帰ってたりする。


家が隣なのもあって、
遅くまで部活をやっているわたしたちに、


「危ないから、一緒に帰りなさい!!」


と仲の良い二人の母親たちが声を揃えて言ったから。


二人は昔からの親友だったんだって。




拓也はいやかな…


なんて不安になったけど、


「おう!まかせろ!!」


ってはりきって言ってくれたから、お母さんたちに感謝しつつ喜んだんだ。




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