なんのことはない。ひめを必死に探していたのだから、体温だって上がるはずなのだ。 (…ちがう) ひめも幼いながら、そう考えついたが、ふと気付いた。 (人肌のあったかさ、久しぶりだ…!) さらなる謎が、ひめを襲った。 そういえば…。と思い出す。 あんなに抱き締められ、撫でられ、触れられたのに。 手は氷のように、冷たかったのだ。 氷のように冷たい手。 不思議なくらい白い肌。 (…あの人は…誰…?)