彼と初めて話したのは
学祭準備のちょっと前の事。
あの時は私が違うクラスメートのことが
好きで好きで仕方なくて
色々話聞いてくれてた。
彼の名前は
松山 隼人
隼人は私の話をずっと聞いてくれた
「蒼は本当に一途だね」と。
「俺が話すきっかけつくるよ」なんて。
隼人の笑顔はすごい力を持っている。
その笑顔に何度救われたことか計り知れない。
いつもメールで話を聞いてもらっていた。
私が人見知りだから。
学祭準備期間に入り、午後の授業は
ほぼ自由行動になる。
その時に隼人は私に話し掛けてきた。
「よお!んでどうなったの?」
話の続きを聞きに来た彼は
やっぱり笑顔だった。
その時が初めて話した瞬間だ。
隼人の隣には同じクラスの男子
渡辺 修司がいた。
隼人と修司は私の話を興味津々に聞いてた。
私の心では少しだけ不安があった。
「興味津々に見えるけど興味本意だったら?」
それでも私の恋煩いで悩まされている事を
真剣に聞いてくれているような気がした。
