あたしはしかたなく立ち上がった。 「えっと…あたしは、林田 咲良です。 好きなものは、甘いものとか、楽しい事です」 「後は?」 教壇に腕組をしながら立つ桜田先生。 後は…って、他に何を言えば良いの!? 「好きな人……とか?」 口の端をニッと吊り上げて、笑う。