一年前の冬の出来事。

アイツはあたしに好きだと言った。



そのときあたしはアイツに言った。

ごめん、好きな人がいるの、と。



そしたらアイツはあたしに言った。

待っているから、ずっとずっと。



あたしは嬉しくて切なくて。

ありがとう、としか言えなかった。