恋色〜飛べない白鳥〜








長かったようなあっという間だったような

学校での時間は終わった。






鍵をさして、玄関のドアを開ける。





「ただいま・・・」



返事はない。


あたりまえか。


ママはスナックを経営してるからあたしが

学校から帰ってくるころにはもう家にいな

い。




そんな生活にももう慣れた。







「はぁ・・・」



自分の部屋のソファーにカバンを乱暴に置

き、ベッドに倒れ込む。




すぐに睡魔が襲ってきて、重たくなる瞼に

我慢できず、ゆっくり目を閉じた。