恋色〜飛べない白鳥〜








生徒・・・??


それとも先生・・・??


いや、そもそもこんな時間にあたし以外の

生徒が屋上に上がってくることなんてある

のだろうか・・・






そんなことを考えていると、あっという間

に足音は扉のすぐ向こうまで来たようで、

ゆっくりと扉が開かれた。









『あれぇ〜??こうちゃんじゃ〜ん』


『マジ!?ほしちゃんいんの!?ラッキー♪』



あたしは視線だけを動かして声のするほう

を見た。







げ・・・。


最悪。




そこにいたのは、いつもあたしに声をかけ

てくるやつらだった。





あたしは視線をもとの位置に戻して再びイ

チゴオレを飲み始めた。








『ねぇ〜こうちゃん、遊ぼ〜よ〜』



ウルサイなぁ・・・。



『ねぇ、ほしちゃんってイチゴオレ好きな

の??』



好きだった何よ。



『ちょ、お前らばっかしゃべってずりぃっ

て!!俺だってほしちゃんとしゃべりてーよ

!!!』



あたしはしゃべりたくないよ・・・




せっかくの一人の時間を邪魔されてイライ

ラするあたしをよそに勝手に話を進める男

子たちを睨みつけると、



『こうちゃんかわいい〜』



だって。




調子狂う・・・。