恋色〜飛べない白鳥〜







あたしが車から降りて、歩き始めると高野


さんもついてきた。





「なんでついてくんのよ」



『あんた今からどっか行くの??』



「べつにあんたにカンケーないじゃん」



『こんな時間に一人でいるとまたさっきみ


たいに襲われるぞ?あぶねーべ』



「あんただって一人だし」



『男と女はちげぇんだよ』



「意味わかんない・・・」




あたしは、くるりと向きを変えるとまた歩


き始めた。





コツコツコツ・・・



スタスタスタ・・・




コツコツコツ・・・・ピタ



スタスタスタ・・・・『うぉっ!?あぶねーな!!


いきなり止まんなや!!』




よそ見して歩いてるからでしょ。




てか、いつまで着いてくんのコイツ・・・




「ねぇ、助けてくれたのはありがたいと思っ

てるんだけど、あんたにストーカーされる


気ないんだよね」




『はぁ!?こっちだってストーカーする気な


んてねぇーよ!!』



「だって着いてきてんじゃん!!」



『だぁから、心配だっつってんだろ!!』





高野さんはそう言うと、ポケットからケー


タイを出して、あたしに突き付けた。