刻み続ける時計




-グラウンド-



「おれが…気を惹かせるから、唯愛は隠れててな?んで、あいつが気を抜いた瞬間、唯愛は後ろから剣を撃ってくれ。」


純がいう。



紫苑は黙って見ておく。



唯愛は二人目のターゲットにうきうきしていた。



完全に狂っていた、三人。





このとき、柚愛の彼氏だった三年の朋は、守衛の田中を眠らせに、守衛室にいっていた。



守衛室のまどから、グラウンドを眺めていた。



これが、初めての四人での「殺し」。




剣が…




きた。