刻み続ける時計

担任が他の先生によばれ、

すぐに屋上に向かった。

黒板には大きな文字で「自習。ちょっとの間静かにしてなさい」と書かれている。



もちろん、自習どころじゃない。


皆は何が起きたか気になって、隣の理数特進Sクラスまで聞きにいったりしていた。



純は誰かと電話していて、
紫苑は外を眺めている。



「今日はやけにカラスが多いな…」
紫苑は呟いた。