ある夏の日の出来事


「ねぇ、大夏。
あの時私が死んだらどうした?」

彼は驚いた顔をして、私を見る。

「そうゆう質問はあんまり好きじゃない。」

むっとした顔で前を向いている。

「でも、嫌だったな。
あの数日でも俺は耐えられなかったし。」

そうだよね。
やっぱりこの選択肢じゃだめだったのか。