「巫、帰るぞ。」

急に髪をぐちゃぐちゃにされて
目を覚ました。

「んー?あっ寝てたのか。
ちょっと用意するから待って。」

もうそろそろであの時間ってこともあって
急いで帰り支度をした。

「お待たせ♪ねー、手繋いでいい?」

彼の隣に並ぶと答えじゃなくて、
手を握ってくれた。

「えへへっ」

「何笑ってるんだよ。」

「だって顔真っ赤。」

耳まで赤くなった顔を隠す。
隠しきれてなくてまた笑ってしまう。