毎日学校通って、英語勉強して、進学して、来年には日本帰って、 大学きちんと卒業して仕事して今の彼と結婚するんだろう。 彼の奥さんになること。 それがあたしの夢の一つでもあった。 というより、そうなるって確信していた。 「ケータイなってるよ」 江実さんが言った。