恋愛記念日(恋愛短編集)






 後悔…?





「行かせてやれば、よかったって。




 死ぬときまで紙飛行機を離さなかった…




 それほどまでに好きだったんだな、





 アイツは」






 その言葉に





 美緒がワッと泣いた。







「…話、ありがとうございました」





 俺は呟いて




 外に出た。