「パリから誘われたんだ。留学しない?って。だけど、俺、やめるわ」 私は首を振った。 「行くべきだよ!折角のチャンスなのに!」 「香織に言われちゃうとなぁ…」 「私、ちゃんと待ってるから!」 私が言うと、玲ちゃんは頷いて。 「わかった。だけど、新しく男つくったら、許さないからね」