私の頭に、玲ちゃんがタオルを乗せた。 「涙でメイクが取れてる」 私は顔をタオルで拭いた。 「…ごめん、玲ちゃん、タオル、汚れちゃった」 「気にすんな」 玲ちゃんは私の頭を優しく撫でて、それから立ち上がった。 「ちょっと来いよ」