喋っている間に 学校に着いた。 「あっ、隼翔、湧也!」 駆け寄ってくるのは、 俺と隼翔、共通の女友達の愛海(ナルミ)。 「今日は早いんだな」 隼翔が、愛海をからかった。 愛海はいつも、遅刻寸前の時間に登校してくる。 「成績下がったら、浪人しかねないじゃない!」