天使の涙に恋をした(仮)

華奈side



え、なにこの空気……。



先生、晴の頭撫でてるよ。



あたしいるよ?



ねぇ、見えてないよね?



もしかして、あたしお邪魔?



すると、湊先生がこっちを見た。



「おぉ、桜井。いたのか。」



いたのか!?



まじで気付いてなかったんですか先生…。



でも、晴…幸せそう。



きっと、通じたんだね。
二人の思い。



「えぇ、いましたよ。あたしお邪魔ですか?」



「いや、そんなことないぞ?てゆーか、ありがとな桜井。この通りだ。」



さりげなくのろけてるよ、この人…。



晴はあたしと先生を交互に見て、頭に?を浮かべている。



ほんとこの子は…鈍感だなぁ。



あたしから見ても、可愛すぎる。