天使の涙に恋をした(仮)

晴side



好きだって…



先生が私を好きなんだって!



「ふふっ…」



さっきから頬が緩んで止まんないよぉ。



嬉しすぎる。



でも、この出来事は隠さなくちゃいけないよね。



バレたら春川先生教師辞めさせられちゃうかもしれないし…



私の夢も、難しくなるかもしれない。



もしかしたら、退学なんてことも…!?



いや、ダメダメ!
それは絶対ダメだよ!



先生も大切だけど、私は亜紀と約束したんだから!



医者になるのは、諦められない。



だから絶対バレないようにしなきゃ。



「……っ…」



ズキッと頭痛がした。



とりあえず、体調を戻さなきゃね。



ゆっくり目を閉じて、さっきの事を思い出す。



また、幸せな気分になって



ふわふわとした感覚の中、眠りに落ちた。