晴side



『………好きです、先生。』



言ってしまった………。



伝えちゃ、いけなかったのに…。



私、どうしちゃったんだろう…。



先生が、離れていっちゃうと思ったら



寂しくて、止まらなくて……。



あぁ…
終わってしまう…。



もう、先生は私に笑ってくれないだろう…。



私……馬鹿だ……。



「………っ…」



大きな間違いに気付いたら、涙が出てきた。



先生は、驚いて固まってる。



…逃げたい。



答えなんて、聞きたくない。



返事なんて、決まってる……。



"俺は…みんな、生徒としてしか見てない"



「…ごめんなさいっ!」



私は先生を置いて、保健室を飛び出した。