振り返ると目に入ったのは、



生徒達の中で倒れている晴。



「晴っ…!」



俺は晴に駆け寄った。



やっぱり、体調悪かったのか。



なんで、気付いてやれなかったんだ…。



後悔して、晴を抱き上げる。



「俺、晴を保健室に運んでくるから。みんなはバスケ続けててくれ。」



そう言って、歩き出そうとすると



「湊先生!あたし一緒に行っていいですか…?」



桜井が言った。



起きた時、友達が傍にいた方がいいか…。



「…分かった。」



俺達は保健室に向かった。