晴side



何があっても明日はくるもので。



まだ頭の整理がつかない状態で、私はゆっくりと通学していた。



今日は、担任もいるし国語の授業もないはず。



あんなことがあって、あまり春川先生とは顔を合わせたくない。



いつも通りに教室に着き、着席。



ずっと、先生が亜紀の話に簡単に納得したのが引っ掛かってる。



先生は、亜紀を知ってる……?



じゃあ、私のことも…?



でも、私は先生を知らなかった。



あんな綺麗な顔、一度見たら忘れないはずなのに…。



気持ち悪い…。



「おはよう!晴!」



華奈に声をかけられて、我に返った。



「おはよう、華奈。」



今日の私は、作り笑顔…。